NEC・Deta Gatewayの2社がWEB3.0・デジタルウォレット事業に関する基本合意書を締結

WEB3.0社会の実現を目指し、さまざまな企業が方向性を定めつつある。WEB3.0およびデジタルウォレット市場における新規事業開発、市場の創出・拡大に取り組む2つの企業が、手を結ぶこととなった。

日本電気株式会社(本社:東京都港区、取締役 代表執行役社長 兼 CEO:森田 隆之、以下 NEC)とDataGateway Pte. Ltd.(本社:シンガポール、CEO 向縄 嘉律哉、以下、DataGateway)は、web3/デジタルウォレットに関する新規事業開発、市場創出、および市場拡大を目的とした協業に関する基本合意書を2023年8月1日に締結しました

引用元:NECとDataGateway、web3/デジタルウォレット事業における協業に関する基本合意書を締結|日本電気株式会社のプレスリリース

NEC、Deta Gatewayが連携しWEB3.0事業を推進

DataGatewayは分散型IDやデジタルウォレット「Woollet」の関連技術など、セキュアなデータを通して人とAIが共生する社会、そして真のデータ自己主権の実現を目指している。そのために課題となるのは確固たるデジタルアイデンティティの確立である。

一方でNECは、世界トップクラスの生体認証技術、秘密計算やブロックチェーン技術を活用し、トラストなWEB3.0社会の実現を追求している。課題となるのはプライバシー保護とデータ利活用の両立だ。

基本合意書の締結を通じて、2社の技術を掛け合わせてWEB3.0・デジタルウォレット市場の創出・拡大、新規事業開発を推し進める計画だ。今後具体的な協議内容を決定し、両者の技術を相互開示したうえで共に技術検証・実証実験などが行われるという。

2社が目指す目標とは?

両者は関連技術の知見を生かし、融合することで以下のような目標の実現に取り組むと説明している。

  • 個人が自身の情報価値を最大化できる社会
  • 企業が情報管理負荷を最小化できる情報管理・利用方法の確立
  • トラストなWeb3社会の実現
  • 新規事業開発・市場創出・市場拡大
引用元:NEC:Web3・デジタルウォレット事業で「DataGateway」と協業へ | 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

プライバシーを侵されることなく、なおかつ個人が自己の情報価値を最大限に活用できる社会は、WEB3.0の目標とも言い換えることができる。そのためには何が必要なのか。どのような形で実現するのか。2社共創によるWEB3.0市場の創出・拡大が期待される。

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