就職エージェント「career ticket」 Chat-GPTなどAIを活用した就活についての実態調査を実施

うまく使いこなせるかが、より良い就職活動の鍵になりそうだ。レバレージ株式会社が運営する「career ticket(キャリアチケット)」は、「AIチャットサービスの活用」という切り口で、就活の実態調査を行った。

レバレジーズ株式会社が運営する新卒向け就職エージェント「career ticket (キャリアチケット)」は、キャリアチケットに登録している大学生352名を対象に、OpenAI社が提供するChatGPTなどAIチャットサービスを使った就活の実態を調査しました。

約2割の学生が就活時にAIチャットサービスを活用、約4割の学生が「期待以上」のアウトプットを得ている | レバレジーズ株式会社のプレスリリース

約4割が「AI活用は期待以上」

約2割の学生が就活時にAIチャットサービスを活用、約4割の学生が「期待以上」のアウトプットを得ている | レバレジーズ株式会社のプレスリリース

キャリアチケットは、大学生352人に調査を実施。約2割が「AIチャットサービス(ChatGPTなど)を就活で使用したことがある」と分かった。その使用目的は「ES作成」が最も多く、利用者のうち4割近くが期待以上だったと回答した。

「ツールと捉えるか」が、AI活用の分かれ目

約2割の学生が就活時にAIチャットサービスを活用、約4割の学生が「期待以上」のアウトプットを得ている | レバレジーズ株式会社のプレスリリース

同社は「就活でAIを使う」ことへの意識調査も実施。全体の7割以上が「賛成」で、「使えるものは使って効率よく進める方がいい」との声が挙がった。一方「反対」は約2割で、「AIに頼るべきではない」「情報が不確かだから」など、自分で考えることが大事との意見が目立った。自力でやり遂げるか、ツールと割り切るかで、大きく分かれたと言えよう。

終わりに

「期待以下」との学生からは「定型文にならないよう、指示に工夫が要る」「AIの回答があまりに普遍的」など、新しい文章作成や情報取得への不満が見受けられたという。確かに、他の学生と被らない個性まで表現するには至っていないだろうが、文章作成が苦手な人にとって有難いツールであることは間違いない。個人的な自律心や倫理観さえ問題にならなければ、今後も利用者がさらに増えることは想像に難くない。その頃には、就活生の個性を反映したESを自動作成できるのか。今から気になるところだ。

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