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2023年最新版|NFTアートとは?作り方や販売方法などを初心者向けに徹底解説

NFT-ART

各種SNSや創作系のプラットフォームで活動するクリエイターにとって、今やNFTアート・デジタルアートは無視できない存在だ。とはいえ「興味はあるけどとっつきにくい」と感じる人も多いのではないだろうか。

中には数十億円で取引される作品もあり、多くの人が関心を寄せるNFTアート。この記事ではなぜ価値が付くのか、そしてどのように作り、販売するのかを解説する。

WEB3.0時代に表現や発信を行いたいと考える人に、この記事が広く読まれることを願う。

NFTアート・デジタルアートとは?

当サイトにアクセスするくらい意識の高いクリエイターなら『Everydays: The First 5000 Days』はご存じだろう。5,000枚のデジタルアートのコラージュからなる本作は2021年3月、オークションにて約6930万ドル(約75億円)で落札された。

NFTアートの中でもっとも高額がつけられた本作で、この分野自体が世間から多くの注目を集めるようになった。

しかしそもそもNFTが何なのか、そもそも理解が追いつかない人も多いはずだ。NFTで検索しても、目が¥マークのアフィリエイターが書いた記事で溢れており、かえって混乱してしまうのが現状。

というわけで、ここではまず「NFTとは何か」を解説し、そこからNFTアート・デジタルアートが何なのか、また流通する仕組みについて紹介したいと思う。

NFTとは何か

「NFT」が何かの頭文字だというのは、何となくお察しのことだろう。「Non Fungible Token」の頭文字をとってNFTだ。直訳すると「代替不可のトークン」という意味になる。と聞いても、何のことやらさっぱりという方も多いであろう。

従来のデジタルデータは、コピーや改竄が容易だった。一度データが拡散されれば、所有者の意思とは関係なく無限にコピーされる…そんな光景をおそらく誰もが一度は目にしてきたことだろう。

ブロックチェーンと呼ばれる技術を使えば、デタに唯一性を持たせることができる。つまり「このデータの所有者・製作者はこの人です」という鑑定書を付けることが可能になったのだ。

POINT

NFTとは、所有を証明できるデジタルデータである。コピーや改竄が不可能なデータとして注目されている。

NFTアート・デジタルアートとは何か

芸術作品は唯一性が重要になる。著名なクリエイターが作り上げた「一点もの」であることが、その価値を高めるからだ。従来、デジタルアートはアナログな芸術作品のように高い値段が付けられることはなかった。それは同じデータを複製でき、唯一性がなかったためである。

しかしブロックチェーン技術の発達によりコピーや改竄ができない情報通信が可能になり、前述の通り所有を証明できるデジタルデータ、すなわちNFTが登場した。これにより、WEB上で発表された作品にもアナログアートと同じような唯一性を持たせられるようになったのだ。

NFTとデジタルアートを紐づけることで、その作品が唯一無二であること、また所有者を証明できるようになった。市場での売買が可能になり、アート作品として高額で取引されるようになった。

POINT

NFTの登場によりデータに唯一性を持たせられるようになり、芸術作品としての可能性が大きく広がった。これがNFTアートである。

NFTアート・デジタルアートが流通する仕組み

美術品の取引は多くの場合、アートオークションで行われる。ではNFTアートはどうなのだろうか。NFTアート・デジタルアートの取引は、NFTマーケットプレイスと呼ばれるNFTの取引所で行われている。

NFTマーケットプレイスは「売り手」と「買い手」、すなわちNFTと対価としての暗号資産の交換取引が可能な取引所である。マーケットプレイスに出品すれば買い手が付き、報酬を得ることも可能である。

主なNFTマーケットプレイス
  • Coincheck NFT
  • Foundation
  • Nifty Gateway
  • OpenSea
  • Rarible
  • SuperRare

NFTアート・デジタルアートの特徴

NFTアートには以下の特徴がある。

NFTアート・デジタルアートの特徴
  • オリジナル性・希少性がある
  • デジタルデータを投資対象として運用できる
  • クリエイターに利益が還元される
  • ユーティリティの提供が可能

ここからは、以上に挙げた特徴について詳しく解説する。

オリジナル性・希少性がある

ブロックチェーン技術の発展により、複製や改竄ができない。これこそNFTアートが成り立つ理由であり、最大の特徴であるといえよう。容易にコピーできないために資産価値が生じる。唯一無二のオリジナル性、希少性を伴ったデジタルアートだからこそ、芸術作品としての価値がそこに生まれるのだ。

デジタルデータを投資対象として運用できる

NFTアートは販売・購入するだけでなく、二次販売も可能である。価値のあるNFTアートは、作品の評価とともに値段も上がる。例えば小学生の作品が、著名なデジタルアーティストによって購入され、数百万円の値段が付いた事例がある。このように投資対象としての側面があるのも、アナログな絵画などの芸術作品と同様である。

クリエイターに利益が還元される

NFTアートの二次流通は買い手と売り手のみならず、元作品を作ったクリエイターにも利益が生じる仕組みになっている。例えばある人が製作者から作品を購入し、二次流通(転売)によって利益を得たとしよう。その場合、利益の一部が製作者に手数料のような形で支払われるのだ。このシステムによって、クリエイターが適切な報酬を受け取ることができる。

ユーティリティの提供が可能

NFTアートの所有者に対して提供される特典や権利、機能などの付加価値のことをユーティリティと呼ぶ。NFTアートにはさまざまなユーティリティを付けることができる。例えば絵画のようなデジタルアート作品であれば限定版プリントや、イベントの特別招待券。音楽であればアルバム制作に携れる権利など、付加価値によってNFTアートの価値が上昇する可能性がある。

【初心者でもわかる】NFTアート・デジタルアートの基本的な作り方

ここまでNFTアートとは何なのか、その特徴について触れてきた。で、ここから重要なのは、NFTアートには「アカデミック」な要素が必ずしも必要ではないという点だ。

先ほどもチラッと話に出したが、小学生が作った作品に数百万円の値打ちが付くことだってありえる。

NFTアートは美大に出ているかどうか、著名な雑誌に掲載されたか、賞を獲ったかどうか、などとは無関係に作品が評価される場合が少なくない。

誰でも簡単に参入できるNFTアートの世界。この記事をご覧の方の中には、自分でもやってみたいという方も多いのではないだろうか。ここからは、NFTアート・デジタルアートの作り方について、細かく解説する。

【STEP①】どうやって作るかを決める

早速作品を制作しよう! といきたいところだが、少し待ってほしい。まずはNFTアートを制作するための準備として、どのような作り方をするか、何で作るか、どこで販売するのかを決めるべきだ。

STEP①として、これらの準備段階に考えるべきことを紹介しよう。

どのように作るのか考える

これまでにもいくつか作品を発表しており、自分なりの制作方法を心得ているクリエイターはこの項目を読み飛ばしても構わない。そうでないのであれば、まずはどのように作るかを考えるべきだ。

例えば絵画やイラストのようなデジタルアートを制作するには、以下の手段がある。

POINT
  • スマホアプリを使用する
  • ブラウザで作る
  • ソフトを使う
  • 外注に依頼する

自分で作成する他に、委託するというやり方もある。アーティストにコンタクトを取り、コンセプトを伝え、報酬を払って作ってもらうという方法だ。

作るためのツールを探す

外注に委託するのであれば無関係な話だが、自分で作るのであれば制作するためのツールを選ぶべきだ。この項目も、制作の経験があるアーティストやクリエイターは無視してもらってかまわない。

さまざまなツールがあるのでいくつかピックアップしたい。

ドット絵を描くのであれば「8bit painter」「Pixelable」のようなアプリが存在する。イラストやロゴを制作するなら、「illustrator」「CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)」「lbis Paint X」などがある。無料で使える「Canva」「AutoDraw」などのWEBツールも存在する。

最近話題の生成系AIを使用するという手段もある。有名な画像生成AIは以下の記事で紹介している。

ツールやマーケットプレイスへの登録

完成したNFTアートはマーケットプレイスに登録して、販売を行う。どのマーケットプレイスに売るのか、下調べも兼ねて大まかに決めておくべきである。

NFTアートを販売するマーケットプレイスには、さまざまなものがある。有名なのはOpenseaとRaribeだ。この二つはNFTマーケットプレイスの二台巨頭と言われている。いずれかのアカウントを取得しておくことをおすすめする。

また、NFTアートの取引は仮想通貨で行われる。イーサリアムの取引が可能な仮想通貨取引所のアカウントを開設し、ウォレットを作成。ウォレットに日本円を入金すれば、準備完了だ。

【STEP②】何を作るか考える

さまざまな作品をNFTアートとして販売することができる。画像や音楽、動画など、次は何を作るのかを考えてみよう。

といっても、どのように考えればいいのか分からないという方もいるのではないだろうか。この項目ではNFTアートを制作する際の切り口をいくつか紹介するので、参考にしてみてほしい。

ジャンルから考える

ジャンルとは表現のジャンルのことだ。たとえば音楽ならロックかヒップホップか、イラストならカートゥーン風にするかリアルタッチにするか。手法やジャンルによって表現できることが違う。

そしてNFTでも、何を売るのかはジャンルによって違う。音楽を例にとってみよう。

たとえばNMB48のようなアイドルグループでは、NFTを活用したデジタルトレーディングカードゲームをリリースしている。これはアイドルファンはコレクション意識が強いためだ。他にも音楽プロデューサーの藤原ヒロシによるプロジェクトでは、さまざまな形での音源利用が可能な独占的商用利用権を付与するNFTを販売している。購入すれば、配信や販売のほかに楽曲のサンプリングやミックスが可能になる。

ジャンルによって、ファンが何を望んでいるかが異なる。制作、販売する際にはジャンルという切り口で考えることが重要である。

トレンドから考える

現状においてどのようなNFTアートが売れているのか、いわばトレンドから考えるのも一つの手段である。NFTアートのトレンドを押さえるのも重要だが、世の中のトレンドをつぶさにキャッチして作品へと昇華する必要がある。

ちなみに、NFTアートではドット絵がどういうわけか人気が高い。CryptoPunksのような著名なNFTアーティストが、ドット絵で作品を発表するからだろうか。

たとえば近年のアートではBacksideworksやtide、ハシヅメユウヤのようなイラストアートが人気がある。これらに共通しているのは既視感。80年代の漫画やアニメなどのポップカルチャーの解釈を含んだ再現であり、こういったものはNFTアートでも人気がある。

コンセプトやテーマから考える

作品カテゴリーや雰囲気、それによって何を表現するかなど、コンセプトやテーマはNFTアートの重要なポイントである。それらへの共感が、購入へといたる可能性を高めるのだ。

そしてコンセプト・テーマは作品を形造る根幹でもある。定めることで、それをどのように表現すべきか決まっていく。

どんなNFTアートにするか迷っている人は、まずは形だけでも良いのでテーマやコンセプトを考えてみてはいかがだろうか。

ターゲットから考える

NFTアートのコンセプトやテーマに合った、ターゲットを設定することも重要だ。そのコンセプ・テーマが刺さる人、興味や関心を示しそうな人をターゲットに定めるべきである。

以下のような角度から考えると、ターゲットとなる人物像が分かるはずだ。

年齢 / 性別 / 出身地 / 仕事 / 趣味 / 活動範囲 / 利用するSNS

一人の人間をペルソナとして作り込み、その「架空の誰か」に向けてNFTアートを作成するのも手段の一つだ。抽象的なイメージを具体的な仮想の情報に落とし込むことで、「何を作るべきか」が明確になるであろう。

【STEP③】実際に作品を作る

さて、ここからはいよいよ実際にNFTアートを制作する。ここでは「先行作品の確認」と、最も重要な「ラフスケッチ」「制作」「修正」の3段階を軸に、作業工程を紹介しよう。

先行作品がないかチェック

制作を始める前に、少し待ってほしい。NFTアートはごまんとある。今作ろうとしているNFTアートと、方向性も表現方法もまったく同じものが、すでに存在しているかもしれないのだ。

先にもお話ししたとおり、NFTアートに限らずクリエイティブな領域において偶然の一致はあり得る。

競合する作品があれば、それだけ人気が分散してしまう。作業前に、先行作品を確認しておくべきだ。

デザイン・構図など「ラフスケッチ」を作る

「ラフスケッチ」とは、絵を仕上げる前に行う下書きのようなものだ。イラストアートに限らず楽曲や小説、ゲームにも「ラフスケッチ」は存在する。

制作前に下書きやアイディア、プロットを書いておけば、方向性がブレるのを防ぐことができる。

制作に慣れていて、あえてラフスケッチを行わない人も中にはいる。実作の経験に乏しく、何から始めていいか分からない場合は、まずは下書きから始めるのが良いだろう。

制作する

ここまでの準備を踏まえ、NFTアートを制作する。NFTアートはコレクション的な側面が強いため、CryptoPunksのようなシリーズものが買われる傾向にある。

そのため、量産可能なフォーマットを作っておけば制作の効率化につながる。

行き当たりばったりで作品を量産するのではなく、効率的に制作するための仕組みを導入すべきである。フォーマットや共通の「型」、プロセスなどを意識すると短期間で作品数を増やすことができる。

修正・検討を行う

NFTアートが完成したら、すぐにマーケットプレイスで販売を行うべきか。答えは否。イラストであれば塗りの間違いやデッサン的な歪み、文章であれば誤字脱字がある可能性がある。

それらを修正し、本当に販売して良い水準のNFTアートか否かを検討すべきである。

この作業がおわれば、いよいよNFTアートの完成だ。

完成

NFTアートを完成したら、マーケットプレイスに登録して販売を行う。

OpenSea、Rarible、SuperRareのような大手マーケットプレイスの、いずれかで販売するのがおすすめだ。なぜならそれらが最もメジャーな選択肢であり、海外の買い手が付きやすいからである。

マーケットプレイスへの登録やNFTアートの販売方法に関しては後ほど詳しく解説する。

【STEP④】宣伝する

どれだけクオリティの高いNFTアートを制作しても、人々の関心と結び付かなければ意味がない。つまりNFTアーティストには、広報能力も求められるのである。

なぜならNFTアートを扱う多くのマーケットプレイスが、大量の作品数を抱えた飽和状態にあるためだ。ただ販売するだけでは、他のNFTアートに埋もれてしまう。

SNSなどで露出を増やし、多くの人にアピールすれば、購入してもらえる可能性が一気に広がる。NFTアートの宣伝方法については、この記事を参考にしていただきたい。

成功事例に学ぶNFTアート・デジタルアートの作り方

NFTアートというジャンルは短い歴史の中で、すでに数多の作品が生み出されている。その中には数億円で取引される人気作も存在する。

人気のNFTアートを知れば、自分の制作にも活かせるはずだ。マーケットプレイスで話題になったNFTアートの成功例から、参考になる事例をいくつか紹介したい。

国内の成功事例に学ぶNFTアートの作り方・ノウハウ

日本のアーティストも続々とNFTアート界に進出しており、中には成功した作家も少なくない。

ここからは日本国内のNFTアートの成功事例を紹介する。

かぼすママ『Doge』

柴犬、かぼすちゃんの画像
引用元:Doge NFT Auction : かぼすちゃんとおさんぽ。

日本のブロガーの投稿した写真が、世界的に有名になると誰が予想しただろうか。有名なネットミーム「Doge」は、かぼすママ氏がブログに投稿した愛犬、かぼすちゃんが元ネタとなっている。

本NFTの販売には紆余曲折があった。ミームとして世界的に知られているアイコンなだけあり、無断使用したNFTアートやなりすましが相次いでいたのだ。そんな状況下で、投稿主のかぼすママ本人は悩みながらも『Doge』と題したNFTアートをマーケットプレイスに出品。数枚の写真は、約4億7,000万円もの金額で落札したという。落札額は日本赤十字社や世界食糧計画などの団体に寄付された。

コムロタカヒロ『WORMHOLEプロジェクト』

NFTアートは現代アートとの親和性も高い。アーティストのコムロタカヒロが自身の代表作をもとに展開した「WORMHOLE」プロジェクトは、NFT×現代アートの新たな可能性を模索するものとなった。

第一弾の『AIR DROP』は誰でも入手できる4色の「TkoM GEM Mining」を期間限定で配布するというもので、セカンダリー販売も可能。第二弾の『Dragon Series DROP』は氏の代表的な木彫り作品「Dragon」シリーズデータを元に制作された。最もユニークな第三弾『HYDRA DROP』は、イーサリアムの値動きに合わせて動きが変化する自律反応型アニメーションスカルプチャーだ。いずれも「おもちゃっぽさ」「古いソフビのような質感」を現代風に表現したデザインが魅力的。

せきぐちあいみ『Alternate dimension 幻想絢爛』

VRアーティストのせきぐちあいみが制作したNFTアートの『Alternate dimension 幻想絢爛』。その名の通り絢爛豪華な和の空間をVRで表現した本作は、Opensesaにて約1,300万円で落札された。

製作した本人もその金額に驚いたようで、自身のnoteで以下の文章を投稿している。

そもそもVRアートに至ってはまだ一般的にVRデバイスが普及していないので、見てもらう環境がなかなか整っておらず、作品そのものに価値が付くというのが、デジタルアートの中でもより難しいです。残念ながら現状としては作品としてマネタイズが難しいジャンルなのが事実でした。。

引用元:私のVRアート作品がNFTアートオークションで約1300万円で落札されたお話|せきぐちあいみ

高尾俊介『Generativemasks』

引用元:高尾俊介によるNFTアート「Generativemasks」の新シリーズが12月17日に提供開始|株式会社NYAWのプレスリリース

大学教授、高尾俊介氏が手掛けるGenerativemasksは、2時間で1万個を完売するほどの人気を博した。一体何がそんなにもウケたのか。それは何より、ユニークな発想があってのことだろう。

Generativemasksの特徴は、プログラミング言語によってイラストや写真を使用せずに描く独特のスタイルである。生成AIによるジェネレーティブアートが注目を浴びる昨今、こうした自動生成によるNFTアート作品が話題になるのは頷ける。3,000人以上のユーザーが購入し、二次流通も含めれば実に12,000以上の取引が確認されている。

土佐尚子『Sound of Ikebana:音のいけばな』

無形のもの、たとえば感情や意識、民族性などをコンピュータによって可視化する「カルチュラル・コンピューティング」を提唱する芸術家、土佐尚子。

彼女が手がけた映像作品『Sound of Ikebana:音のいけばな』は、1/2000秒で撮影された映像で「命輝く未来社会」を表現した1点もののNFTアートだ。

花井祐介『People In The Place They Love』

村上隆『Murakami.Flowers』

海外の成功事例に学ぶNFTアートの作り方・ノウハウ

NFTを活用した「Axie Infinity」の革新的なゲーム体験

「Axie Infinity」は、非代替性トークン(NFT)を使用した先進的なゲームです。プレイヤーは、NFTとして存在するデジタルペット「Axie」を所有し、取引、育成、戦闘に使用することができます。

多彩なNFTアイテムと仮想経済の展開

このゲームでは、アクセサリーや製品もNFTとして存在し、プレイヤーはこれらを実際のお金で取引することで利益を得ることができます。さらに、「Axie Infinity」内では、仮想経済が発展しており、プレイヤーは2つの暗号通貨、SLP(Smooth Love Potion)とAXS(Axie Infinity Shard)を使用して取引を行います。

NFT化されたゲーム内の土地とプレイヤーの創造性

ゲーム内の土地もNFTとして表現され、プレイヤーはこれらの土地を自由に交換できます。さらに、プレイヤーはLunacia SDKを使用してゲームを設計し、自身の土地に配置できます。これらのゲームデータはNFTとして保存され、作成後に取引可能です。

新しい形態のゲーム体験と収益の両立

「Axie Infinity」は、NFTを活用してプレイヤーにゲーム内アイテムやキャラクターの所有権を持たせ、取引可能にすることで、楽しみながら収益を得られる新しい形態のゲームを提供しています。

NBA Top Shotの仕組みと特徴

NBA Top Shotは、NBA選手のプレイ動画を収めたデジタルカードをパッケージとして購入できる新しい形態のエンターテイメント体験です。パッケージには、カードの種類やレア度によって価格が異なり、開封時にはランダムにカードが入手できます。これらのカードは全てNFTとして発行され、ブロックチェーン上で唯一無二の存在として認識されます。

NFTとは?

NFT(Non-Fungible Token)は、非代替性トークンの略で、複製や偽造ができないデジタル資産を指します。NBA Top ShotのカードもNFTとして発行され、ブロックチェーン技術によってカードの真正性と所有権が保証され、取引が可能です。この仕組みにより、クリエイターや選手にも売買時のロイヤリティが支払われます。

NBA Top Shotの取引とウォレット

NBA Top Shotの取引は、プレイヤー同士が自由に価格を設定して行います。カードの価値は、種類やレア度、選手の人気度によって変動し、需要と供給に応じて市場で変化します。取引にはDapperと呼ばれるウォレットが使用され、クレジットカードや暗号通貨でチャージできる便利なサービスです。

ブロックチェーン技術の活用

NBA Top Shotは、Dapper Labsが開発したFlowというブロックチェーンを使用しています。Flowは、高速で安全なNFT取引を可能にする技術で、Ethereumよりも手数料が安く、スケーラビリティが高い特長を持っています。

NBAの公式ライセンスと選手の参加

NBA Top Shotは、NBAの公式ライセンスを取得しており、選手やチームも積極的に参加しています。そのため、信頼性の高いサービスとして、NBAファンにとって魅力的なエンターテイメントプラットフォームとなっています。

NFTアート・デジタルアートの販売方法

NFTアートの作成

まず、NFTアートを作成するために、デジタルアートのデータをNFT化する必要があります。これは、ブロックチェーン上のトークンIDをデジタルアートに付与し、その作品の唯一性と所有権を証明するプロセスです。NFT化するには、OpenseaRaribleなどの有名なNFTマーケットプレイスやアートプラットフォームを利用します。これらのサービスを使用して、デジタルアートのデータをアップロードし、NFTの発行や設定を行います。

NFTアートの出品

次に、NFTアートを販売するために、NFTマーケットプレイスやアートプラットフォームに作品を出品する必要があります。出品する際には、販売方法や価格を設定し、NFTの詳細情報を入力します。販売方法には、固定価格での販売やオークション形式の販売などがあります。価格は通常、仮想通貨で指定されます。作品のタイトルや説明、画像や動画、カテゴリー、タグなどの情報を入力することで、NFTの魅力を伝えましょう。

NFTアートの購入

最後に、NFTアートを購入するために、気に入った作品をNFTマーケットプレイスやアートプラットフォームで探し、購入手続きを行います。購入手続きには、仮想通貨ウォレットが必要です。ウォレットは、仮想通貨の保管や送受信を行うアプリやサービスで、MetamaskCoinbase Walletなどがよく知られています。ウォレットに仮想通貨をチャージし、NFTマーケットプレイスやアートプラットフォームに接続して、購入したいNFTのページで購入ボタンを押し、支払いを完了させます。これで、NFTの所有権があなたに移ります。

終わりに

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