メタバースプラットフォーム

プラットフォームとは、メタバースのベースとなる環境のこと。VR chatやclusterなど、さまざまな企業が独自のプラットフォームを提供している。

メタバースのプラットフォームとは

メタバースにおける「プラットフォーム」は、メタバースを成立させるサービスを意味する。各社提供のプラットフォームを、ユーザーは目的に応じて選ぶ。専門知識・技術がなくとも仮想世界を体験または活用できる。個人は様々なインタラクションを楽しめ、企業は集客や営利活動を展開できる。

2000年代の「Second Life」発表以降、しばらくメタバースは日の目を見なくなったとされるが、実際は2011年リリースのゲーム「Mine Craft」が根強い人気を誇るなどエンタメ界では着々と利用者が増えていた。やがてコロナ禍やNFTが影響し、メタバースは多分野に広がっていく。任天堂「あつまれどうぶつの森」がヒットしたほか、Facebookも「メタ・プラットフォーム」へと社名変更しメタバース事業を進めている。

プラットフォームの種類

メタバースで行える活動は交流やゲーム、売買、出店など多様だが、どのプラットフォームも複数の活動を可能にしている場合が多い。会社ごとに特色があるので、ユーザーにとってメタバースでしたいことを満喫できるかどうかがプラットフォーム選択の目安になる。

クラスター株式会社「cluster」では、自由に世界をつくって共有したりゲームやイベントに参加したりと基本的なメタバース活動をまんべんなく行える。NTTドコモ「XR World®」では、声やテキストで気軽に仮想交流ができる。どちらもメタバース初心者に適したプラットフォームと言えよう。個人・法人にメタバースを提供するREALITY株式会社「REALITY」も、利用しやすい国産プラットフォームの一つだ。大規模イベントを行う際もサポートを受けられるため、マスコミ業界に重宝されている。

プラットフォームの今後

現在、個人はもちろん企業のメタバース・プラットフォーム利用も拡大している。2021年、NIKEは、ゲームプラットフォームROBLOXのメタバース空間に、仮想試着やゲーム創作ができる「NIKELAND」を開設。2022年には、avexがThe Sandboxとパートナーシップを結び、アーティストとファンが交流できるメタバース会場を設置した。今後も様々な企業がプラットフォームを活用し、メタバースをビジネスに取り入れていくだろう。ユーザーにとっても、娯楽や購買、交流を行う形式の選択肢は増えていくに違いない。

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