D2D
特定の所有者・管理者の存在なしにプロジェクトを推進する組織をDAO(分散型自律組織)と呼ぶ。D2Dとは、そんなDAO同士の連携による経済活動、もしくは連携そのものを指す言葉である。
D2Dとは何か?
D2Dは一般的には「device to device」(コアデバイス/中間デバイスを介さず、デバイス間で情報交換する技術)の略であるが、ここで解説したいのはそちらではなく「DAO to DAO」だ。これはDAO、すなわち分散型自立組織間での商活動を指す。従来の企業・組織とは異なるDAOと、その間で行われる取引について解説したい。
オペレーションの最適化は可能か
メンバーの一人ひとりが所有・管理する組織をDAO(分散型自立組織)と呼ぶ。その特長は以下である。
- トップダウンではない民主的な組織運営が可能
- 情報の改竄が困難
- 取引の透明性
透明性と公平性がある一方で、意思決定に時間がかかるという特長もある。DAO間で以下に円滑に商活動を行うか。オペレーションを最適化できるかが重要となる。過去にはDAO同士が連携することで新たな成長機会が生じ、価値を最大化した例がある。D2Dは今後ますます注目されていくことだろう。