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VR機器いらずのアプリ8選!メタバースをスマホで体感しよう

現実世界とは異なる「もう一つの」仮想現実世界へとダイブできるメタバース。近年よく耳にする言葉だが、一方で敷居が高いと感じる方も多いのではないだろうか?

しかしハードルを感じる必要はない。今やメタバースは、無料のアプリで簡単に体験できるのだ。スマートフォンさえあれば、高価なVRヘッドセットも、目下のところ必要ない。

この記事では、今や身近になったメタバースの概要やそこで可能なこと、また初心者でも気軽に利用できるアプリを紹介していく。

メタバースとは?今やSFではない仮想空間

一体誰がこんなことを言い出したかといえば、もとを辿ればニール・スティヴンスンといSF作家に行きつく。1992年に発表された小説、『スノウ・クラッシュ』にて登場したのが原点で、英語の「超(meta)」と「宇宙(universe)」を組み合わせてできた造語である。

グーグルトレンドで検索すると、「メタバース」という言葉は2021年の秋ごろから急激にバズり始めた。これは旧Facebookが社名をMetaへ変更したことが原因と言われている。

(余談ではあるが、マーク・ザッカーバーグは造語の生みの親であるニール・スティヴンスンに一切相談せず社名を変更したそうで、ニール氏は後々これに小言をこぼしているそうだ)

近年はテクノロジーが格段に進歩し、VRの技術を取り入れた様々なサービスが誕生している。VRChatが熱狂的なファンを獲得し、フォートナイトなどその技術を応用したゲームも流行した。またスクウェア・エニックスNTTドコモ、果てはディズニーまで、名の知れた大企業も参入を表明。メタバースは着実に普及しているといえよう。

まさに「踏み出すなら今」な状態のメタバース業界だが、しかしどうしてもハードルを感じる人も少なくない。やはり、高価なヘッドセットやコントローラー、また膨大な知識が必要だと思っている方が大半なのではないだろうか?

実はそんなことはない。まさに今この記事を読んでいるスマートフォンで、簡単にメタバースの世界にアクセスできるのだ。さあ、アプリで今すぐ仮想現実世界へダイブしよう。

スマホアプリで仮想空間へ!メタバースを体験できるアプリ「8選」

いくら普及しているとはいえ、まだメタバースという言葉には「意識の高さ」がつきまとっている。はっきりいって、とっつきにくい。しかし前述した通り、実は気軽にスマートフォンでその世界を体感できるのだ。

たとえば以下のようなアプリは有名だ。

  • Cluster
  • ZEPETO
  • Metapa
  • Horizon Workrooms
  • 一緒に遊ぼう
  • ROBLOX
  • Rec Room
  • FORTNITE

これらのサービスについて、順番に解説していく。

Cluster(クラスター)

Cluster(クラスター)の紹介画像
POINT

累計100万ダウンロードを突破している、人気のプラットフォーム「Cluster(クラスター)」。オリジナルアバターの作成や仮想空間内で開催されるイベントの参加など、メタバースならではの楽しみが一通り味わえるアプリだ。

スマホで空間を創造できる!「ワールドクラフト」に注目

「Cluster(クラスター)」の目玉といえば、2022年にリリースされたワールドクラフトだろう。ワールドクラフトは文字どおり仮想空間を自由に作成する機能だ。注目すべきは、プログラミングの知識が一切不要だということ。ノーコードでバーチャル空間を創造できる。ユーザーとのコミュニケーションにとどまらず、遊びの幅は無限大だ。

Cluster(クラスター)の動画

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ZEPETO(ゼペット)

ここにタイトル

2億9,000万人ものユーザーを抱え、世界的にヒットしているメタバースの大本命が、「ZEPETO(ゼペット)」だ。もともとは3Dアバターを作るアプリだったが、現在はワールドと呼ばれる機能が新たに追加され、世界中のアバターとの自由な交流を楽しむことができる。

ブランドとコラボ!おしゃれが楽しいメタバース

NIKEにグッチ、クリスチャンルブタン、ラルフローレンなどなど……現実世界でも人気のブランドがワールド内にショップを設置。自分の好きなファッションアイテムで、アバターを自由に着飾ることができる。ファッションブランドとのコラボによって、他のメタバースにはない楽しみ方ができるのが特徴だ。

ZEPETO(ゼペット)の動画

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Metapa(メタパ)

ここにタイトル

凸版印刷が運営する「Metapa(メタパ)」は、バーチャル世界でショッピングを楽しむことができるメタバースモールアプリだ。バーチャル空間に商品が陳列され、実際に店舗を見て回るように買い物ができる。商品を取り扱うECサイトと、コミュニケーションを楽しむメタバースのいいとこ取りをしたようなサービスとなっている。

メタバースで「手にとって選ぶ」ネットショッピング!

AR表示機能を利用すれば、商品を原寸大で確かめることも可能だ。実物とイメージのギャップにより「思っていたのとちがう」となってしまいがちなネットショッピング。メタパを利用すれば、サイズ感などがまさに“手に取るように”わかる。

Metapa(メタパ)の動画

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Horizon Workrooms(ホライゾン・ワークルームス)

リモート化が進む昨今、メタバース空間内での会議が近年話題になっている。そんななか注目されているのが、Metaが提供するバーチャル会議室「Horizon Workrooms(ホライゾン・ワークルームス)」だ。遠くにいる相手と、実際に会議室にいるかのような距離感・空気感で会話することができ、またジェスチャーによるコミュニケーションも可能となっている。

ZOOMにはない?メタバース会議の可能性

最近ではZOOMを利用したミーティングや、ZOOM飲み会がかなり一般化している。しかし、実際にZOOMを利用して現実空間と同じようにコミュニケーションを取るのは、環境の特性上難しいといえるのではないだろうか?Workroomを利用すれば、現実の会議室に似た擬似空間で会話することができ、より生産性の高いブレインストーミングが可能だ。

Horizon Workrooms(ホライゾン・ワークルームス)の動画

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一緒に遊ぼう

メタバースを意識したモバイルゲームアプリはかなりの数ある。なかでも日本のユーザーにも親しみやすい、デフォルメされたキャラクターが魅力なのが「一緒に遊ぼう」だ。MMO型スローライフゲームとなっており、アメーバピグやあつ森に親しんだ経験がある人なら楽しめるだろう。

ちょっと懐かしい?アプリでスローライフを

「一緒に遊ぼう」は韓国のHAEGIN(ヘギン)社が提供しており、日本人ユーザーもかなり多い。なんといっても堅苦しいイメージがなく、それこそアメーバピグや、リヴリーアイランドのようなゲームで遊んだことがある人なら楽しめることだろう。メタバースでスローライフをエンジョイしてみてはいかがだろうか。

一緒に遊ぼうの動画

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ROBLOX(ロブロックス)

若年層から支持の厚いメタバースの一つに、「ROBLOX(ロブロックス)」がある。聞いたことがないという方も多いのではないだろうか?たしかに米国では人気だが、日本ではいまいち知名度は低いサービスではある。しかしスマホアプリでも遊べる敷居の低さや「遊び場を創造できる」クリエイタープラットフォームとしての側面もあり、非常に評価が高いサービスだ。

年間1億円稼ぐ子供も?メタバースが生むスタークリエイター

「ROBLOX(ロブロックス)」は「Cluster(クラスター)」と同じく、ユーザーが独自にメタバースを構成するための機能が備わっている。もちろんプログラミングの知識は必要なし。ノーコードで自由に空間を形成できる。また自分が作った空間に人が集まるとお金が稼げる仕組みもあり、なかには年間1億円を稼ぐ子供もいるとか。

ROBLOX(ロブロックス)の動画

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Rec Room(レックルーム)

Against Gravity社が手がけるバーチャルSNS「Rec Room(レックルーム)」も、スマホアプリで利用できるメタバースの一つだ。他のサービス同様、バーチャル空間で簡単なゲームで遊んだり、コミュニケーションを取ったりすることができる。またゲームやアイテムを作成することも可能で、「ROBLOX(ロブロックス)」と同じくクリエイターとして参加し収益を獲得するユーザーも少なくない。

メタバース界の急上昇企業!今後に注目

リリースから5年で「Rec Room(レックルーム)」は急成長を遂げ、月間アクティブユーザー数は100万人以上、2020年12月には2,000万ドル(約22億円)翌年の3月には1億ドル(約110億円)を調達している。今後の成長にも注目したいサービスだ。

Rec Room(レックルーム)の動画

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FORTNITE(フォートナイト)

世界的に注目されるメタバース時代の覇権、「FORTNITE(フォートナイト)」。昨今のブームの基点ともいえる、オープンワールドのバトルロイヤルゲームだ。時同時接続者数が1230万人を突破しており、プレイ人口がとにかく多い印象。膨大なワールドを縦横無尽に動き回り、ボイスチャットで会話しながらゲームに没頭できる。

シューターゲームかつメタバース!アプリでも遊べる

シューティングジャンルとメタバースは相性が抜群。臨場感たっぷりに遊べるのが魅力だ。また、ゲームやワールドを自分でデザインする機能があり、ユーザー同士のコミュニケーションも活発。「遊び場」であり「溜まり場」という、メタバースの魅力を兼ね備えたプラットフォームといえるだろう。

FORTNITE(フォートナイト)の動画

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まとめ

いかがだろうか?

「メタバース」という言葉に、どことない胡散臭さのようなものを感じていた方も多いのではないだろうか?だが、実際のところそこにあるのは、「遊び」と「コミュニケーション」だ。現実世界の市場・経済とは異なる独自の空間が広がっており、新たなビジネスモデルも展開されている。

今やスマートフォンでも簡単に体感できるメタバース。時代に乗り遅れる前に、ぜひどれか一つでもアプリをDLしてみてほしい。

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